号号日記
7月下旬
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そして、また1週間くらいたって電話がかかってきました。
とりあえず、3人選考してその中の一人に選ばれたというのです。
もう、全然期待していなかったのでうれしかったですが、また面接をするんかあ、一度に一人を選べばいいのにと思いました。
面接日に行くと他の二人も来ていました。
他の二人は男と女で僕よりかなり若い。若いだけでなく男の子は礼儀ただしく頭が良さそうで女の子は前にデザイン画を持ってきていたやる気満々のかわいい子でした。
この人たちに比べ、僕は年もほとんど制限ぎりぎりだし(ほとんどアウトだ)この世界のことまったく知らない。だいたい動機がいかがわしいし。
3人での面接が始まりました。
一人一人やる気を確かめて、社長は僕の顔を見ると
「この子の履歴書の顔、ほんとひどいんだよ。変な薬やってると思った。最初、書類で落とす予定だったんだ。あっははははは。」
もう、ええちゅうに〜。と思いながら、ははぁ、そうですかぁ〜とちょっとひきぎみの笑うちびまるこになっていました。
と突然「君ら3人とも採用するよ。」と社長が言いました。
「せっかく3人残ったんだから、この中から一人を選ぶのははかわいそうだ。」この時は社長が神様に見えたよ。(この時だけ)
何はともあれこの世界に入った瞬間でした。
この時いっしょに入った男の子が、リンク集に載っている、今ベトナムで頑張ってるショップPのナカジくんです。
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家に帰って家族に見せると
全員大笑い。
「わはははははは。こんなに笑ったの久しぶり〜。ほんと笑わせてくれるわ。あんた」
みんな涙を浮かべて笑うのでした。(ああ、なんて家族。)
くそっ、こうなったら最初の写真でいくしかない。やけっぱちで履歴書に張って、またもや愛車のスカイで郵便局に持っていったのでした。
一週間後、その会社から電話がかかってきました。
どうやら、応募人数が予定をかなりオーバーしていたらしく※3日に分けて面接するというのです。※たぶん3日だった。
その指定された日に着慣れないスーツで(成人式以来)会社に向かうといるわいるわ、人がいっぱい。
この中から一人だけ選ばれるのは無理だ。しかも、他の日にもこれくらい来てるのだし。
もう、絶望感でいっぱいになりました。中にはデザイン画を持参している人や芸大を出たばかりの人など
すごそうな人ばかり。自分だけ違う世界の人って感じですっかり落ち込んでしまいました。
質問されても自信満々に答える人を見てもう勝ち目なしと本当に思いました。
グループ面接っぽいのが終わると個人面接が始まりました。
そのころになると、すっかり諦めの境地に陥っていたので、逆に妙に落ち着いて面接を受けることができました。
自分の番になって社長の前に座るといきなり社長がこう言いました。
「なんだ、普通の子じゃないか?」
普通の子って・・・・・・・・・・何がだ?
ふと会社の人たちを見るとみんな笑っているじゃありませんか?
どういう意味なんだ?
すると社長は言いました。
「きみ、覚醒剤でもやってる人間かと思ったよ。ほんとはこの男だけは書類選考で落とした方がいいって事に決まったんだけど。やっぱり一度どんなのが来るか見てみようって事になったんだよ。あっはははっ」
あははじゃねえよと思いましたが、僕は「そうですかあ。そりゃどうも」と言いながらやっぱりあの写真出すんじゃなかったと後悔したけどもう遅い。。
さらに続けて
「でもね、あの写真はないぞ。あっははははっ。ほんと、僕が見てみようと言わなかったら書類で落とされとったんだからなっ。あっははっ」
ん〜まだ言うかあ。ん、でもこれは、良く考えれば他のやつよりインパクト与えたかな。(もっと考えれば悪いインパクトだ、これ)
こうなったら、開き直りだとおもったとたん。むかしから1対1の面接は得意だったことを思い出しました。
だいたい初対面の印象が良くない分、話しだすとおやっ、ちょっとこいつ違うぞと思わせるところがあるのでしょう。人間何が幸いするかわからないな。
なんとか、無事面接を終え帰路に着いたのでした。
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家に帰ってどきどきしながら撮ってもらった写真を見ると
なんじゃ、こりゃああああ(松田優作風に)
こんなん(こんなの)どう見たってニュースに出てくる犯罪者の顔じゃん。いやそれよりひどい。
それに5枚くらい撮ったはずなのに皆同じ顔。なぜ?
髪も逆立ってるし、(このころは逆立つほどあったのに(T-T))首も妙に傾いてる。まっすぐのつもりだったのに。
何より、おいらどこ見てんだ?ちゃんと言われたとこ見たんだけどな。あのストロボまぶしすぎたんだ。あれは、パラボラじゃなくてストロボだった。でかすぎっストロボ。
あのじいさん、なんで言ってくれんのだ。普通直すだろ。せめて首の曲がり具合は。まさかヤンキーと思われて、じいさんびびってたのか?
あのスクーター(ちょっとヤンキー仕様だったけど)で乗り付けたのがいけなかったの?そういえばよくおまわりさんにも追っかけられたなあ。何も悪いことしてないのに。
時計を見ると午後8時。もうどこもやってないじゃん。万事窮すと嘆いていると。
「※ユニーの裏に自動の写真機があるよ。免許写真用とかの。」と妹がぽつりと。 ※ユニー (スーパーマーケット)
知ってるなら早く教えろよ。
またもや、愛車のスカイにまたがり飛び出したのであった。
あわてて自動写真機の中に入るとお金を入れボタンを押した。
ん、何も反応しないぞ。かなり待ったが反応なし。もう我慢できんと立ったその瞬間ぱちぱちぱちとフラッシュがたかれ、
んわっやべっ。あわてて座るがもう後の祭り。
もう、説明するまでもなくとんでもない写真が出来上がって、よしもう一回チャレンジと財布を見ると
金、ないじゃん。どんくさすぎっ。
しかたなく家に引き返したのでした。
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前回の続き
ぷー生活も長くなり、ちょっとあせりも出てきてこのまま行くとひきこもりワールドに突入かと思われたある日、ふとちょっと前の中日新聞を見ると
おおっ、あなたも10年で独立して宝石店の経営者に!と書いてあるじゃありませんか?
世間知らずの僕は、宝石店→女の人がいっぱい来る→もてもて→きれいな仕事→かっこいい→儲かる→大金持ち
みたいな連想が頭の中を駆け巡るのでした。単純すぎっ。
よし、これしかない。応募期限は明日になってる。急がなければ。
年齢制限も25歳までだと。ぎりぎりだ。
まったくこの業界のことは知らないまま履歴書を買いに走ったのでした。
履歴書を書いたまでは良かったものの残りは写真です。
プロフィールにも書きましたが、僕はほんとに写真写りが悪いのです。(決して、いい男なのにブ男に写ってしまうという意味ではありません。)
それならまだ良いのですが、かなり悪党顔に写る。履歴書に貼るには最悪顔です。ここは、ひとつ気合を入れて町の写真館に行ってしっかり撮ってもらいましょう。
しかし、いかんせん田舎町なので写真館が、見当たりません。
見当をつけていたところが、休みだったりしてかなり日も暮れかかったころ、目の前に写真館が現れたじゃありませんか。
しかも、かなり古い建物。これは、相当ベテランの人がやっているのかな?
わくわくしながら飛び込みました。
「こんにちは〜誰かいませんか?」
「はあい」と出てきたのは、ベテランを通り越して、かなりのおじいさんでした。(よくわからない人は、志村けんのコントを思い出してください。)
こんなおじいさんでだいじょうぶか?と不安に思いつつ狭い撮影室に通されると、とてつもなくでかいパラボラアンテナみたいなものが置いてあり、(未だにこれ以上のものは見たことないし、でも部屋の狭さに対して大きすぎるだろ、これ。)他の機材もすごくマニアックでアンティーク調。
おおっ本格的!ココに来てよかった。(^ ^)すっかり感動!
不安に思ってごめんね。じいさん。m(__)mペコ
バシャッ、バシャッ、バシャッ、とこれまたすごい音。またまた感激!やっぱりプロは違うぜ!
5枚ほど撮ってもらい急いで家に帰ったのでした。
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歯科技工士をやめてからすでに3ヶ月もうすぐ26歳の誕生日を迎えようとしていました。
つづく
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早いものでもう7月もわずかとなりました。
加工の仕事が忙しくて日記もたまにしか書けません。
しかも、文章書くのが、むかしから 大嫌いではっきり言って苦痛です。
でも、こんな稚拙な文でも読んでくれてる人がいると思うと頑張らなきゃと眠い目をこすりながらパソコンの前に座る毎日です。(毎日更新してないぞと突っ込みをいれたいでしょう?はい、ちょっとうそつきました。ごめんなさい)
お詫びにどうして僕がこの世界に入ったか、いきさつでも書きましょう。